久留米絣と呼ぶが、八女、筑後、広川町等、久留米付近で織られている。
久留米絣を織るには多くの工程があるが、整経と絣括り、絣解きを行う、久留米絣広川町協同組合を見学させていただきました。
・糸を整える(整経)…経糸と緯糸を柄模様の数に応じて整え、糸たき、さらし、のりづけをし、糸の強度を高める。
・絣括り…柄になる部分を糸や粗苧(あらそ)、機械で縛り括る。括った部分は染色時に色がつかずほどいたところが柄になっていく。
・絣解き…染めあがった糸を水洗いし、糸が乾燥しないうちに粗苧を手早く解いていく。そのあとに、さらし液に一~二日間浸し、薄のりをつけて天日干ししていく。
絶妙な手際が仕上がりに大きく影響を及ぼすため、大変な熟練を要するという。
そのような貴重な職人の手仕事を間近で見学すると、服やさまざまな物のを大切にしていきたいと感じることができると思いました。身の回りにある物すべてに、生産背景があることを忘れてはいけない。
産地産業の見学に行かれたい方、J-CRAFTEDに参加希望の学生
お伺いの可能な産地産業・企業様、ご連絡ご案内お待ちしております。
ブログ担当:新井 翔大郎
Comments